サイクロン集塵機で集塵ダクトを組むための材料

サイクロン集塵機のサイクリーパーⅣ型は、下記のように集塵ダクトを組んで使うことができます。

この動画で使われている、分岐パイプやボールバルブについて紹介します。

分岐パイプ

「透明 塩ビ チーズ」で検索するとヒットします。弊社が使用しているのはこの会社のシリーズの商品です。

ボールバルブ

「PVC ボールバルブ」で検索するとヒットします。弊社が使用しているのはこの会社のシリーズです。バルブ開閉が少々硬いのが難点ですが、他社に比べて断然価格が安価です。

ブラストゲートという開閉式のゲートも試してみたのですが、こちらは気密性が悪く吸引力がかなり落ちてしまったので不採用でした。

透明塩ビパイプ

一般的なグレーの塩ビパイプでも使用はできますが、万が一中が詰まったときのことを考えると透明なパイプの方をおすすめします。こちらは、ネットで購入すると5千円~1万円するのですが、近くのホームセンター(カインズホーム)の店頭で買うと3000円程度で手に入りました。

配管ダクトの径について

配管ダクトを組む際の口径についてもご案内します。これは吸う予定のゴミの大きさによっても変わってくるのですが、弊社ではサイクロン集塵機(サイクリーパーⅣ型)の吸引口がφ40mm、その他の配管ダクトを50mmφで設計しています。

まず、吸引口以外のダクトについてはできるだけ大きい方が良いです。これは大きいほど空気の圧力損失が少なくて済むので、工具から集塵機まで吸引力を落とさずに空気を運ぶことができます。一方で、スペースやコストの問題も絡んでくるので、個人的にはφ50mm~φ100mmがおすすめになります。

次に、集塵機(サイクリーパーⅣ型)の吸引口の口径ですが、これは配管ダクトを組む場合は40mmか50mmがおすすめになります。小さすぎると詰まりやすかったり、圧力損失が大きくなりますし、大きすぎると今度は発生するサイクロンの勢いが落ちてしまいます。

弊社では60mm程度のボアビットで木材に穴をあける際に出るゴミが一番大きなサイズになるのですが、それぐらいでしたらφ40mmの吸引口で問題なく運用できています。